楽しく会話をしていたのに、一生懸命プレゼンをしていたのに、相手から顔を背けられたら・・・「もしかして、口臭がするの!?」と不安になるのではないでしょうか?
口臭には、食物由来や、胃や口腔疾患(虫歯、歯周病)によるものなど、様々な原因があります。
今回は、虫歯と口臭についてご説明いたします。
もしも、虫歯がある方は、口臭予防対策として早めに歯医者さんを受診しましょう。
口臭とは
お口には、誰でも生理的口臭と呼ばれるものがあるため、“無臭”ではありません。
口臭とは「口あるいは鼻を通して出てくる気体のうち、社会的容認限度を超える悪臭」*と定義されています。ラーメンや餃子を食べ後のニンニク臭や、タバコの臭い、飲酒によるアルコール臭などは、イメージが付きやすいのではないでしょうか?
ご自身の口の臭いは、嗅覚の慣れなどにより自覚しにくいものです。
臭いの強いものは避けているのに口臭がする、家族から口臭を指摘されたという方は、もしかしたら、虫歯による口臭かもしれません。
*出典 厚生労働省e-health
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-07-001.html
虫歯は口臭の原因になります。なぜなら、まず虫歯ができるということは、口腔衛生状態が不良であることを意味します。ご自身では、しっかりと歯を磨いているつもりであっても、歯肉と歯の境目や、歯と歯の隙間などに食渣(食べかす)やプラーク(歯垢)が蓄積し、腐敗臭を放っているのかもしれません。
特に進行した虫歯では、歯質が溶けて内部にある神経や血管といった組織に感染を起こすことがあります。この場合、たんぱく質が分解されることで、硫黄臭(卵の腐った臭い)がします。
また、虫歯によって歯質が欠けてしまったまま放置していると、食渣が入り込み、歯ブラシでは掻き出しにくいため、臭いの温床になってしまうのです。
虫歯が口臭の1つの原因になることは、先ほどお伝えしました。
虫歯由来の口臭を予防するためには、兎にも角にも“今ある虫歯を治療する!”につきます。
虫歯によって歯の表面が溶けだしザラザラした部分は、必要があればレジンによる充填や研磨をすることで、プラークの蓄積が起こりにくい形態に整えます。
小さな齲窩(虫歯の穴)はレジンやインレー(詰め物)で治療しましょう。歯冠(口腔内に見えている歯の頭の部分)が大きく欠けている場合には、クラウン(被せ物)による治療が良いでしょう。虫歯の進行度によっては、神経の治療や、残念ながら抜歯となるケースもあるかもしれません。
虫歯は放置していても、自然治癒は起こりません。そのままにしていれば、強い痛みや腫れといった不快症状の他に、悪臭を放ち、コミュニケーションにまで悪影響を及ぼしかねません。
今回は、口臭の原因の1つとして虫歯があることをご紹介いたしました。
口臭は、円滑なコミュニケーションを妨げてしまいます。虫歯や口臭にお悩みの方は、鴻巣市にある当院までお気軽にご相談ください。虫歯治療や口臭対策など、患者様のお悩みに寄り添って治療を行う歯医者でありたいと思っています。
医療法人社団デンタルケアコミュニティ
鴻巣院副院長
矢菅 華子 歯科医師
【経歴】
・平成22年 日本歯科大学 生命歯学部 卒業
・平成23年 松丸歯科矯正歯科医院 勤務
・平成24年 フォレストデンタルクリニック 勤務
・令和4年 フォレストデンタルクリニック鴻巣院 副院長 就任
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