虫歯が進行している場合、治療回数や1回あたりの治療時間が長くなります。
日常の中には、お仕事がお忙しい、大切な試験がある、転勤や転居など、通院が難しくなることも想定されます。
残念ながら治療をやむなく中断される方もいらっしゃいます。今回は、虫歯治療を中断するリスクについてご紹介いたします。
当院は、鴻巣市にある歯医者です。近隣の方や、出張や帰省中の方など多くの患者様に日々ご来院いただいています。
虫歯治療はその中でも多く行う処置の1つです。
では、虫歯治療の中断に至る具体的なきっかけをいくつか考えてみましょう。
① 痛くなくなった
日々の診療の中では、強い痛みや腫れといった不快症状から、予約外に直接ご来院される患者様もいらっしゃいます。もちろん、出張や帰省中など、かかりつけ医から離れているため当院に初めていらっしゃる方も含みます。
そのような場合、まずは痛みや腫れをとる応急処置を行います。
痛みや腫れがある状態を急性症状といいますが、この状態では麻酔が効きにくいこともあり、初回は痛みや腫れを軽減するための処置が行われます
② 時間が作れない
重度の虫歯の場合には、1回あたりの治療時間や回数がかかります。特に、根っこの治療=根管治療の場合には、直接見えない歯の根っこの処置のため、患者様にとっては、なかなか治療が進まない、また同じ処置をしているといったようにご不安を生じることもあるようです。
③ 治療が一段落した(と思う・・)
虫歯治療では、複数回にわたる根管治療が終了したら、歯の機能や見た目の回復のため、被せ物をしなくてはなりません。また、重度の虫歯により抜歯を行った際には、歯肉の傷が治癒したら入れ歯やブリッジ(橋状の被せ物)の処置が必要です。根管治療が終了したからと言って、治療は完結ではありません。虫歯治療をした歯に、仮歯をセットした場合、ごくまれに、治療が完了したと早合点してしまう方もいらっしゃいます。
④ 予約をキャンセルしてしまった
歯医者の予約を連絡なしでキャンセルしてしまった場合など、患者様にとって、来院しにくいことがあるようです。もちろんご連絡をいただけると助かりますが、歯医者としては、治療の中断がより心配です。まずは、再予約を早めにお取りいただくことをお勧めします。
虫歯治療を中断してしまうと、どういったリスクがあるでしょうか?
具体的には、
・急性症状(痛みや腫れ)がぶり返す
・根管治療の場合には、再感染が起こり、治療が一からやり直しになる
(以下は、虫歯治療が完了した後の処置になりますが)
・仮歯や、抜歯したスペースを放置していると、歯が傾くなどかみ合わせに悪影響を及ぼす
などが、想定されます。
これまでせっかく治療を継続したのですから、中断することなく、治療を完了させましょう。
虫歯治療は、中断すると強い痛みや腫れが再発するリスクや、再治療が必要になることがあります。
鴻巣市にある当院は、虫歯治療に多くの実績があります。治療の経過や、今後の治療予定などご質問がある場合には、ぜひお気軽に担当の歯医者やスタッフまでお声がけください。
医療法人社団デンタルケアコミュニティ
鴻巣院副院長
矢菅 華子 歯科医師
【経歴】
・平成22年 日本歯科大学 生命歯学部 卒業
・平成23年 松丸歯科矯正歯科医院 勤務
・平成24年 フォレストデンタルクリニック 勤務
・令和4年 フォレストデンタルクリニック鴻巣院 副院長 就任
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午前:9:00~12:30
午後:14:00~18:30
休診日:水曜日、日曜日
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