金属床義歯と聞くと金属が目立つギラギラとした入れ歯を想像する方もいるかもしれません。しかし金属床義歯とは、粘膜と接する支えとなる土台の部分が金属でできた入れ歯です。そのため笑った時に見える歯や歯ぐきは自然なもので製作されているので金属が見えることはなく、見た目が自然な上にメリットも多い入れ歯なのです。今回は金属床義歯のメリットデメリットについてお話します。
簡単に保険と自費の入れ歯の違いを表にまとめてみました。
・ 修理が難しい
金属床義歯は修理が難しい入れ歯です。そのため年齢を重ねて顎が細ってくると合わなくなることがあります。
・自費診療のため値段が高い
金属床義歯を作るためには高度な技術が必要になり、より良い材料が使用されます。そのため費用が高額になりますが、よりフィットした入れ歯が製作できます。
・金属アレルギーの場合対応できない場合がある
金属アレルギーがある場合は、使用できる金属が限られるためアレルギーの種類によっては製作できない場合があります。金属床義歯に使われる金属は主にコバルトクロム合金で金属アレルギーが出やすいといわれています。使用金属をチタンにすることで解決されることもありますので歯医者でご相談ください。
入れ歯は保険治療でも作ることができます。しかしどうしても合わなかったり、違和感を感じたりといった問題が多くみられます。入れ歯でも健康で快適な生活を送るために金属床義歯という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。鴻巣の当院でも金属床義歯を含む様々な入れ歯治療を行っています。それぞれに合った治療方法をご提案致しますのでお気軽にご相談ください。
医療法人社団デンタルケアコミュニティ
鴻巣院副院長
矢菅 華子 歯科医師
【経歴】
・平成22年 日本歯科大学 生命歯学部 卒業
・平成23年 松丸歯科矯正歯科医院 勤務
・平成24年 フォレストデンタルクリニック 勤務
・令和4年 フォレストデンタルクリニック鴻巣院 副院長 就任