歯周病とは歯ぐきの病気です。そう聞くと、歯周病は虫歯のような痛みがあるのでは?どんな痛みを感じるのだろう?と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
今回は歯周病に痛みはあるのか、どんな痛みなのかを解説します。
歯周病の特に初期段階は痛みを感じることはあまりありません。というのも歯周病はサイレントキラーといわれるほど、痛みがないまま進行していくのが特徴なのです。
そのため、痛みがないから安心というわけではなく、むしろ歯周病になっていることに気付きにくいため要注意です。
歯周病で痛みがある場合はかなり進行している可能性が高いです。
また、歯周病自体による痛みよりも、歯周病になって歯ぐきが下がった結果しみて痛い、歯ぐきの間にものが詰まりやすくて痛い、歯がぐらついて痛いなど関連する痛みの場合がほとんどです。
歯周病の初期段階は歯ぐきが炎症を起こし歯と歯ぐきの溝「歯周ポケット」は3~4mm程度です。そのため少し腫れ色は赤~紫になる場合があります。
しかしそのことによって痛みを感じることは少ないでしょう。
この時点で歯周病に気付くことができれば比較的スムーズに治療が進みます。
歯周病の中期となると歯ぐきの炎症だけではなく、歯を支える土台となる歯槽骨が溶かされ始めます。歯周ポケットも5~6mmと深くなりさまざまな場面で痛みを感じることがあるでしょう。
・ものを噛んだ時にグラグラして痛い
・腫れによる痛み
・歯と歯の間にものが詰まる痛み
・歯ぐきが下がることによって飲食物がしみる
・出血による痛み
このような症状で歯周病に気付いた場合すぐに治療を始めましょう
このころになると歯周ポケットは7㎜以上、歯もグラグラしていつ歯が抜けてもおかしくない状態です。出血や膿によって痛みだけではなく口臭がきつくなり、自覚症状がないということはないでしょう。この状態で治療を行う場合外科処置が必要となる場合も多く、歯が残せない場合は入れ歯やブリッジ、インプラント治療も必要となります。
歯周病は普段の生活では気づきにくい病気です。普段しっかり歯磨きをしているから、特に痛いことがないからと安心していませんか?歯医者で定期検診を受けることで歯周病の早期発見早期治療が可能です。鴻巣の当院でも定期検診や歯周病治療を行っています。お気軽にご相談ください。
医療法人社団デンタルケアコミュニティ
鴻巣院副院長
矢菅 華子 歯科医師
【経歴】
・平成22年 日本歯科大学 生命歯学部 卒業
・平成23年 松丸歯科矯正歯科医院 勤務
・平成24年 フォレストデンタルクリニック 勤務
・令和4年 フォレストデンタルクリニック鴻巣院 副院長 就任
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